サロンの立地選びで、やってはいけない4つの間違い

サロンを経営するにあたり、
どこで店を構えるかは非常に大切な事です。

立地選びを間違ってしまえば、
集客に影響が有り家賃などの大きな固定費にも影響します。


立地は後から「やはり他所に移ろう」と
易々と変えることができないので、
慎重に検討しなければなりません。

そんな立地選びでやってはいけない間違いをお伝えして参ります。

雰囲気だけで決める

物件の建物やビルが新しかったり、
周辺にオシャレなお店が集まっていたりすると
雰囲気がとても良く、魅力的で特別な物件に感じられてしまい
その場の感覚だけで出店を決めてしま
う。

直感も否定しませんが
そこだけに頼ってしまったら危険です。
冷静に気をつけて判断しましょう。

不動産屋に左右される

不動産屋はその物件の良い所しか言ってきません。
売りたいのにわざわざマイナス面をアピールしませんよね!

「周りに高い建物がないから見晴らしがとてもいいですよ」
「前に入っていたお店もとても繁盛してましたよ」
「スーパーに買い物に来られるお客が良く通りますよ」

逆にマイナス面は言いません!
例えば、
「そこの物件が凄く西日が入ってくる所だとしたら
その事を言わずに午前中しか見せなかったり…」

「建物周辺の水はけが良く無いせいで
過去に何度も入れ替わりの激しい訳アリ物件だったり…」

後、よくあるのですが
「ここは問い合わせが多い人気の物件だから」とか
「午後から同じ物件を紹介する事になってます。」といった感じで、
とにかく契約をせかしてくる不動産屋には
あまり左右されないように気をつけましょう。

すぐに、あきらめてしまう。

一般的に言われている「一等地」は、中々空きが出ません
しかし、その「一等地」でも必ずしも良い物件とは限りません。

良いとされている駅前でも
少し場所や角度が変わてしまうと目に付きにくかったり
建物の影になってしまったりもしますので、
「この周辺でしか探さない!」
と1つの場所にこだわり過ぎてしまっていると
中々空き物件が出ずに時間だけが過ぎてしまいます。


そこで、もう少し広く柔軟に探してみることをお勧めします。
運よく良い物件に当たるかもしれません。

初めから「暇が無い」「予算が無い」を言い訳にあきらめているようでは
運も向いてこないのではないかと思います。


あきらめずに広く柔軟に考えてみる事で運も向いて来るのかもしれません!

コンセプトやターゲットが決まっていない

まず、お店のコンセプトやターゲットをハッキリさせないと
そもそも、どこを基準に物件探しを始めれば良いのかわかりません。

出店するコンセプトやターゲットによって、
おおよその立地条件が判断できます。


例えば、
回転重視で考えているのであれば…
客単価もそこまで上げる事はできませんし
多くのお客さんに来店頂かないといけないので
人通りが多い場所に立地させる必要があります。


通行人がそのまま見込み客になる確率もあり、
宣伝広告費を抑えるという点でも、
人通りが多い立地や目に付きやすい立地への出店はメリットが大きいです。


逆に高単価で富裕層ねらいであれば…
そこまで多くのお客さんに来店頂かないといけない訳では無いので
人通りが多い場所に立地させる必要はありません。

お客さんはその場の雰囲気や過ごす時間に価値を求めている
と考えることができますので、
郊外やマンションの一室、あるいは2.3.4階の物件を選ぶことで、
人通りが多くても窮屈な感じや雑踏感を軽減することができると考えれます。

といった具合にコンセプトやターゲット次第で、
探す物件も両極端に変わってきそうですね。
なので、お店のコンセプト・ターゲットを先に決めて物件を当たりましょう。

まとめ

「サロンの立地選びで、やってはいけない4つの間違い」
いかがでしたでしょうか?

物件探しが初めての場合は、
気持ちも高ぶって冷静に判断する事が難しかったりもします。

あせって契約を決める事も避けたいですし、
慎重になり過ぎて契約をしそびれる事も避けたいですよね!


間違った立地でサロン開業をスタートして、
後々、後悔しないためにも色々と気を付けたいものです。

アナイ ヤスヒコ『時短ヘアカットコンサルタント』 穴井 保彦

投稿者の過去記事

1975年5月23日生まれ 福岡県大野城市出身 株式会社ちょっとグループ代表取締役社長

1ヶ月で大学を辞めてコレだ!との決意で美容師の道を志す。23歳でスタイリストデビューし、熊本市内の有名サロンで店長をしながらJPA日本パーマ協会のコンテストに挑み、最優秀賞を受賞。美容師を続けていたがあまりの収入の少なさに不満を感じ、副業として夜の弁当工場でアルバイトを始める。睡眠時間3時間の生活を1年半続けるが、体調を壊して転職を決意。当時小さかった子供の成長と将来への漠然とした不安を払拭したく、業界最大手カット専門店に入社し、3年間店長として業績不振店舗を任され、6ヶ月連続昨年対比110%売上アップのV字回復を成し遂げる。
その後カット専門店のノウハウを生かし、筑紫野市JR二日市駅前でカット専門店を1人で開業し3年間無休で営業する。現在は、カット部門は私、カラー部門はスタッフに任せ2名で高生遺産の安定した経営で営業中。

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プロフィール


株式会社ちょっとグループ代表取締役社長 穴井保彦
建築士を目指して、工業大学へ入学するが、一ヶ月後にコレだ!との思いで美容師としての道を歩むスタイリストデビュー後、店長職を各店舗で経験する。しかし妻、子供のいる環境では給料が足りなく深夜の弁当工場でアルバイト、睡眠時間3時間の生活が1年半続くが体調を壊し美容師を諦めるが、大手カット専門店に入り3年後にカット専門店を1人開業する。現在は、店内にカラー専門店を立ち上げスタッフ5名と営業している。

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