美容師国家試験の実技で不合格を決定付けたヤラカシ(体験談)

美容師国家試験の実技合格率は85%前後のようで、
わりと高確率で合格してますよね!

私、その実技試験で一度落ちているのです!

それもとんでもないヤラカシで(笑)
その体験を元に恥をさらしてみたいと思います。

美容師国家試験の実技を受けるまで…

私は、19歳で美容師の道を志し
お店に勤めながら通信で美容免許をとることにしたのですが、

筆記試験合格後、実技試験を控えていたちょうどその時期に
勤めてるお店を辞めて違うお店に変わったり
引っ越し等、なんやかんやでバタバタしていて
実技の試験を受けずじまいでした。

当時勤めていた美容室の先生は、
美容免許に対してあんまりうるさくなく、
なんとなくそのまま下済みの時期を得てスタイリストデビューとなったのです。

その後経験を積み個人の売上も100万円行ったり行かなかったりしていたちょうどその頃、
カリスマ美容師ブームだったのですが、
そのカリスマ美容師の人が
免許を持っていなかったことが発覚して話題になった時期です。

これはまずい!と慌てて私も免許を取る準備に取り掛かったのです。

そのカリスマ美容師の無免許事件が起きるまでは、
世間もそんなにうるさくなかったんですけどね~(笑)

ようやく美容師国家試験の実技を受ける

実技試験を受ける時が来ました。
私はすでに、現場でバリバリやってましたので、
カットやワインドの技術には自信がありました。


もちろん事前に練習もしましたし、
タイムに入ることも確認し普段サロンワークではやらないオールウェーブにも取り組みました。

で、いざ実技用のウィッグを後輩のスタッフに借りて実技試験に臨んだのです。

試験課題は、
カットとはワインドです。

特別に緊張することもなく、
タイムにも余裕で入って、
仕上がりもパーフェクトでした。

しかし、最後のワインドの実技終了後に、
試験管に声をかけられました。


ウィッグのおでこの所に指をさして

・試験管「ここに印がありますよね~」

・私「えっ?あ、これですか?」

試験管は又同じ事を聞きます。

・試験管「ここに印がありますよね」

・私「はい、そうですね」

私はとぼける事無く答えました。

「はい、お疲れ様でした。」と試験管は言って去って行きました。

その後、私は事の重大さに気づきます。

「やばい、これはひょっとしてかなり減点されて不合格?
もしくは、失格ではないのか?」

結果が出るまでビクビクしてました。

美容師国家試験の実技の結果発表

結果発表!

やはり不合格で見事に落ちたのです。

ウィッグのおでこの所に、
ロッド幅がマジックペンで記された印があった為に…


ウィッグを貸してくれた後輩も責任を感じてましたが、
これは完全に私のヤラカシです。

いや~、ショックでしたね~
受かって当然と私自身思っていましたし、
先生やスタッフもまさか…と思っていたでしょう。

その後私は、
無免許でサロンに立つことが出来なくなったため
そのお店を辞める事になったのです。

そして更に、美容師からも離れる時期を経験します。

美容師国家試験の実技で不合格を決定付けたヤラカシ(実体験)のまとめ

ハッキリ言ってなめていたんですね~
余裕ぶっこいて準備を怠っていたわけです。

ウィッグにロッド幅の印が有ることに気づいていながらも、
これぐらい大丈夫だろうと横着に構えていたんです。

今になってあの頃は、
本当に若くて未熟だったんだなあと、つくづく思います。

でも、それでよかったんですね~

そのヤラカシがあったから、
準備に慎重になり人として横着なところもいくらか改めるようになったと思います。

1つ1つ経験して成長できるんです。


その後、試験を受けなおし無事に合格して、
30代半ばでやっと、正真正銘の美容師となれたわけです。

こんなミスをする人はそういないでしょうが、
私のような甘っちょろい考えで試験を受けると痛い目にあいますので
これから受ける人はくれぐれも気をつけておきましょうね(笑)

アナイ ヤスヒコ『時短ヘアカットコンサルタント』 穴井 保彦

投稿者の過去記事

1975年5月23日生まれ 福岡県大野城市出身 株式会社ちょっとグループ代表取締役社長

1ヶ月で大学を辞めてコレだ!との決意で美容師の道を志す。23歳でスタイリストデビューし、熊本市内の有名サロンで店長をしながらJPA日本パーマ協会のコンテストに挑み、最優秀賞を受賞。美容師を続けていたがあまりの収入の少なさに不満を感じ、副業として夜の弁当工場でアルバイトを始める。睡眠時間3時間の生活を1年半続けるが、体調を壊して転職を決意。当時小さかった子供の成長と将来への漠然とした不安を払拭したく、業界最大手カット専門店に入社し、3年間店長として業績不振店舗を任され、6ヶ月連続昨年対比110%売上アップのV字回復を成し遂げる。
その後カット専門店のノウハウを生かし、筑紫野市JR二日市駅前でカット専門店を1人で開業し3年間無休で営業する。現在は、カット部門は私、カラー部門はスタッフに任せ2名で高生遺産の安定した経営で営業中。

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プロフィール


株式会社ちょっとグループ代表取締役社長 穴井保彦
建築士を目指して、工業大学へ入学するが、一ヶ月後にコレだ!との思いで美容師としての道を歩むスタイリストデビュー後、店長職を各店舗で経験する。しかし妻、子供のいる環境では給料が足りなく深夜の弁当工場でアルバイト、睡眠時間3時間の生活が1年半続くが体調を壊し美容師を諦めるが、大手カット専門店に入り3年後にカット専門店を1人開業する。現在は、店内にカラー専門店を立ち上げスタッフ5名と営業している。

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