私は美容免許取得者の美容師であり、
カット専門店を開業しているのですが
時々お客さんから尋ねられる事が有ります。
「あなたは美容師さん?理容師さん?」
と…、特に年配のお客さんからなのですが、
「美容師ですよ~」
と、答えると
「やっぱりね~」
といった返事が返ってきます。
お客さんは、仕事振りで何かわかるのでしょうか?
で、今回は改めて
美容師と理容師の違いについてお伝えしていこうと思います。
目次
仕事内容による違い
美容師免許なのか?理容師免許なのか?
免許の違い事によって仕事内容に
出来る出来ないが有ります。
一般的に大きな違いとして、よく知られているのは、
理容師には顔剃りが認められているが、
美容師は顔剃りをすることは原則認められていないって事。
法令より厳密に言うと…
美容師はパーマや着付けが出来て、理容師はパーマは出来なかったり
美容師は男性のカットのみの場合は、やっちゃいけなかったりするようです。
そんな法律だったなんて驚きですよね(笑)
でも、実際の現場では
「美容室で男性のカットのみ」や「理容室での女性のパーマ」も
普通に行われてますよね。
昔のような「男性は理容室で、女性は美容室」という縛りの様なイメージは
うすれていくのでしょう。
カット技術や作るヘアスタイルの違い
私は、カット専門店を開業する前に
大手カット専門チェーン店に3年勤めていたのですが、
その時期に初めて理容師の仕事(カット)をまじまじと見る事ができました。
そこで私が感じた事を元にして記しております。
勿論、その方の経歴や経験にもよりますし
私の主観も入りますが…
【美容師は】
・女性客に多く当たっているので
長い髪の扱いやカットに慣れています。
・梳き鋏やスライドカットにより
柔らかいテイストのスタイルが得意です。
【理容師は】
・男性客に多く当たっているので
バリカンを使った短髪に慣れています。
・バリカンや直鋏により面のある
カチッとしたスタイルが得意です。
といった違いを感じております。
美容師と理容師で性格が違うのか!?
これは、完全に私の主観ですが、
美容師は競争心が強いせいか、少しとがっている所があって
鋭い感性を持ち柔軟だけどプライドやこだわりが強い感じです。
理容師は協調性が強いせいか、フレンドリーでゆるい感じです。
とてもユーモアラスで包容力があり楽天的です。
性格はそれぞれで、個々によって違っている事が当然なのですが、
個人的に、なんとな~く感じている事なので深読みしないでください(笑)
どちらにしても仕事に対するプロ意識は
美容師も理容師もそれぞれ持っているようです。
自分の腕一つでお客さんにに喜んで頂き
ご飯を食べていかなくてはならないので
仕事熱を持っていて当然ですよね。
まとめ
美容師と理容師の違いを独自の視点からお伝えして参りましたが
いかがでしたでしょうか?
同じ髪の毛を切る仕事でも免許の違いで細かな所が変わってきますね!
私のようなカット専門店でやって行くのなら
美容師・理容師に関わらずある程度幅広い客層に対応できる技術が必要でしょう。
美容師も理容師も良い所を受け入れて、
仕事に誇りを持ち前に進んで参りましょう。
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