美容師カットのスピードを上げて失敗する本当の理由!

美容師がお客さんを担当する時、
重要とされる事の1つが時間です。


お客さんが急いでいて、
「今からだとどの位で終わる?」
「○○時までに終わりますか?」
など、
ここ最近は急いでいるお客さんが増えているように思えます。
時間に対する意識が以前よりシビアになってきているのでは無いでしょうか?


そこで美容師は、
「カットスピードを上げる」に取り組むのですが、
その取り組み方によっては、
間違っていて失敗してしまう事もありますので気をつけましょう。

プレッシャーに負けてしまう。

「店長に急ぐように言われているし…」
「次のお客さんの待たせているし…」
「ヤバイ!急がなきゃ…」

と自分にプレッシャーをかけて
気持ちばかり空回りしちゃって
気持ちに余裕が無い状態になり
傍からすると1人で何かテンパっちゃているのです。

そんな美容師は視野が狭くなっています。
一度手を止めて首を動かし、回りを見ましょう!


スピードを上げる為に、
「自分にプレッシャーをかける」と言うと
何だかストイックでかっこ良く聞こえるかもしれませんが、
私はそうは思いません。

自分を追い込む事も大事ですが、
ゆったりと周りを見て状況把握する事を意識して出来れば
周りのお客さんやスタッフからも安心感を与える事が出来ます。


そういった、意識のバランスを持って取り組みましょう!

動作のスピードを上げているだけ

一見早そうに見えて…
結果たいして早くない…
これは、ちょっと危険です。

この状態を周りから見ると
「バタバタしている」
「雑な感じに見られる」
「手さばきが激しい」
「必死にやってる感丸出しでスマートでは無い」


そうなると、余計にムダな動作や手数が増えがちになり
結果…余計に時間がかかってしまいます。

ゴールが見えていない

カットをする時…
よーいスタート!~ゴール!まで、
迷いに迷ってひどい時は自分がいったい何処を走ってて
何処に向かって行けば良いのか分からなくなってしまっている
そんな状態になっていないでしょうか?

その答えは、お客さんとのカウンセリングです!
ソコでお客さんと美容師のイメージ共有をしっかりしていれば、
ゴール(スタイルの出来上がり)が明確になります。
後はそのゴールに到達する為の最短距離を導き出し進んでいくのです。


要するに事前にココから切って次はこう切ってと…
手順を決めてから切り進めて行くのです。
そうする事で迷うことなくゴールまで早く到達できるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
美容師はお客さんの「早く!キレイに!」に答える必要があります。

そこで、私がオススメするのが
「スピードを上げる」感覚ではなく、
無駄を省く考えの時短カット技術なのです。

「美容師カットのスピードを上げる」取り組み方に気を付けて
技術習得・技術向上して参りましょう。

アナイ ヤスヒコ『時短ヘアカットコンサルタント』 穴井 保彦

投稿者の過去記事

1975年5月23日生まれ 福岡県大野城市出身 株式会社ちょっとグループ代表取締役社長

1ヶ月で大学を辞めてコレだ!との決意で美容師の道を志す。23歳でスタイリストデビューし、熊本市内の有名サロンで店長をしながらJPA日本パーマ協会のコンテストに挑み、最優秀賞を受賞。美容師を続けていたがあまりの収入の少なさに不満を感じ、副業として夜の弁当工場でアルバイトを始める。睡眠時間3時間の生活を1年半続けるが、体調を壊して転職を決意。当時小さかった子供の成長と将来への漠然とした不安を払拭したく、業界最大手カット専門店に入社し、3年間店長として業績不振店舗を任され、6ヶ月連続昨年対比110%売上アップのV字回復を成し遂げる。
その後カット専門店のノウハウを生かし、筑紫野市JR二日市駅前でカット専門店を1人で開業し3年間無休で営業する。現在は、カット部門は私、カラー部門はスタッフに任せ2名で高生遺産の安定した経営で営業中。

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プロフィール


株式会社ちょっとグループ代表取締役社長 穴井保彦
建築士を目指して、工業大学へ入学するが、一ヶ月後にコレだ!との思いで美容師としての道を歩むスタイリストデビュー後、店長職を各店舗で経験する。しかし妻、子供のいる環境では給料が足りなく深夜の弁当工場でアルバイト、睡眠時間3時間の生活が1年半続くが体調を壊し美容師を諦めるが、大手カット専門店に入り3年後にカット専門店を1人開業する。現在は、店内にカラー専門店を立ち上げスタッフ5名と営業している。

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