この記事は続編になります。
この前の記事を見てみたい方はこちらからどうぞ…
「なぜ美容師に?私の美容人生(その①)」
目次
美容師人生スタート

私の美容師人生の一歩目は老舗の美容室で3店舗ある店舗の内の一番こじんまりしたお店です。
そこの若先生の男性美容師(はじめての師匠)から沢山の事を学びました。
高校を卒業して社会の事を何にも知らない私に美容師の仕事だけに関わらず、
社会人としての礼儀や人としてのあり方みたいなものを学んだ気がします。
とにかくその先生の事が大好きで「どこまでも付いて行きます!」て感じでした。(笑)
しかし、その中で技術の習得に対して漠然とした不安を感じていました。
確か3年目でカットの練習を始め出した頃、
当時コレといったカット技術のカリキュラムが無かったので先生の仕事を目で盗みつつも、
ほとんどぶっつけ本番でお客さんを担当している状態でした。
勿論、それ以外に本や外部のカット講習も行かせてもらっていましたが、
それでも私自身に自信が持てませんでした。
当然ながらお客さんに申し訳ないと思いながらもお客さんに入る時は、
自信があるような…いわゆるハッタリを演じる事で精一杯だったような気がします。
熊本の師匠との出会い

駆け出しのハッタリ美容師をやっているうちに、
経験によって徐々に自信が付けば良いのでしょうが、
私の場合は全くダメで、モヤモヤしていた頃でした。
熊本からカットの講師としてお店に定期的に来てくれていた方とのご縁があり、
私自身もその先生の美容に対する熱意に刺激を受け
「この先生の下で美容師としての技術を学びたい!」と強く思うようになり、
一人目の師匠を半分裏切った様な形になってしまったのですが、
熊本の師匠の下で再出発する事を決意するのでした。
辛くて楽しいスタイリスト誕生

熊本での再出発では、張り切って練習に明け暮れていました。
お客さんにも入るようにもなり
「美容師のクリエイティブな仕事の楽しさ」を感じだしたのもこの時期です。
その頃、お店でも新しくスタッフを募集して
場所を替え広いお店へと移り再出発の時期になりました。
そこで私は店長として務める事になるのですが、
スタッフは当時多いときでは15人ぐらいいましたから、
お店の立ち上げには精神的にも大変苦労した事を覚えています。
毎日のサロンワーク以外にも、
新店での集客の為のモデルハント、
スタッフのトレーニングの指導、
自身の技術向上のトレーニング、
売上などに関するミーティング、
自分のキャパオーバーを感じつつも精一杯の毎日でした。
それでもやってこれたのは、
私自身の美容に対する思いが有ったのと
回りで共に同じ方向を目指して進む事が出来た仲間たちが居たからでしょう。
辛い事もみんなと過ごす事で辛さも半減できました。
その後、独立した人や結婚・出産で美容から離れたり、
違う仕事をやっている人もいてそれぞれの人生が有るのでしょうが、
今でもあの頃に出会った仲間達には感謝ですし、
その機会を作ってくださった師匠にも感謝の思いです。
そんなとても良い環境でスタイリスト時代を過ごしていた中、
思いがけない事件と転機を迎えたのです。
続く…
この記事へのコメントはありません。