バリカンの使い方で失敗しない為の4つのポイント!

今まで馴染みの無かったバリカンと言う道具を使い始めてからは 、
私も今まで、沢山の失敗をしてきました。

これからバリカンを使いだす方やバリカン初心者の方は、
私の様な失敗をしない為にも次の4つのポイントに気を付けて取り組んでみてください。


これからご紹介する4つのポイントは、
実際に私がした失敗から学んだ教訓でもありますので、
きっと何らかの参考になると思います。
是非最後まで目を通してみてください。

バリカンの刃ミリと枚の違い

Panasonic ER-GP-K プロリニアバリカン

バリカンの長さを表現する単位(ミリ枚まい分ぶ厘りん)の事ですが、
お店によって違ったり…
メーカーによって違ったり…
地方で違ったり…
後、年齢によってもどの表現を使うのか多少違いがあるようです。

・1厘りん刈り:0.5mm
・5厘刈り:2mm      ・1枚まい刈り:2mm
・1分ぶ刈り:3mm     ・1枚半刈り:3mm
・3分刈り:6mm      ・2枚刈り:5mm    ・3枚刈り:7mm
・5分刈り:9mm      ・ 5枚刈り:10mm

こうやって見てみると結構あいまいですよね~(笑)
バリカンのメーカーによってアタッチメントのミリ数もバラバラのようなので、
お客さんからのオーダーが果たして何ミリの長さを希望しているのか!?
確認を取る必要があります。

刈り上げ=バリカンでは無い!

ある日、お客さんから「横と後ろは刈り上げて!」とのオーダーで、
私は何の迷いも無く6ミリのバリカンを使ってガガガ~と刈っていったのですが、
その時お客さんから「刈り上げってバリカンなの?」と反応があり
私は「えっ!?」と固まってしまいました。

私はそこで人によって刈り上げの認識が違い
「刈り上げ=バリカンでは無い」事を学んだのです。

もしお客さんから「刈り上げて!」のオーダーがあれば、
こちらからの押し付けにならない様に
「バリカンで刈り上げますか?」それとも「ハサミで刈り上げますか?」
とお客さんに選んでもらう!
と言ったスタンスで確認をとるようにしています。

こういったお客さんと美容師側の小さな認識の違いって結構ありますので
特に新規客のカウンセリングには注意が必要になります。

アタッチメントの装着ミス

「カチッ」と正しく装着しているかの確認!

私が普段使用しているパナソニックのバリカンですが、
とても使いやすくて重宝しております。

アタッチメントが(15㎜・12㎜)(9㎜・6㎜)(4㎜・3㎜)の3種類あるのですが、
そのアタッチメントをついつい目で確認しないで装着してしまい
9㎜のつもりが6㎜をセットしてしまったり、
装着が「カチッ」とキッチリはまっていないまま使って
アタッチメントがポロっと取れてしまい大変な失敗した経験があります。

こういったミスは必ず慣れだして段々横着になってしまって起こりやすくなる類いのミスです。
慣れ始めてきた時こそしっかりと目で確認し、
アタッチメントを動かして確認する。

といった事をおろそかにしない様に気をつけましょう!

バリカンの長さによるイメージ共有

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は dsc_06522334123179936660264-1024x576.jpg です
右手前から (4㎜・3㎜) (9㎜・6㎜) (15㎜・12㎜)のアタッチメント

バリカンにはアタッチメントによって長さ(ミリ数)を変える事が出来ますが、
果たしてお客さん側はバリカンの長さによるイメージの違いって分かっているのでしょうか?
普段からバリカンを使い慣れているお客さんであればイメージはしやすいのでしょうが、
バリカンを使ってのスタイルは初めてだといったお客さんは、
このミリ数だとどんな感じに仕上がるのか…
イメージしにくいですよね!

なのでミリ数によってどんなイメージに仕上がるのか、
具体的にイメージしやすいように言葉で表現して伝える必要があります。

そこで私が目安にしている以下の表現をシェアしますので参考にしてみてください。

例)
・3㎜~4㎜ → 青くなる、地肌が見える
・6㎜ → ひとによっては青くなる、地肌が見える
・9㎜ → 通常の刈り上げでよく使われる
・15㎜~12㎜ → 長めのバリカン

以上の様に具体的にお伝えすればお客さんもイメージ共有しやすいですよね!

まとめ

バリカンの使い方もポイントを外さない様にうまく使用しないと
取り返しのつかない失敗に繋がりがちです。

特にお客さんがバリカンを使うか使わないかで迷われている場合は、
あえてハサミで切り、
もっと短いのがお好みでしたらバリカンの9㎜~6㎜を入れてみますか?
といった具合に長い方から様子をうかがうとイメージ共有のミスがなくなりそうです。


バリカンは、とても便利な道具ですので上手に活用したいですよね!

アナイ ヤスヒコ『時短ヘアカットコンサルタント』 穴井 保彦

投稿者の過去記事

1975年5月23日生まれ 福岡県大野城市出身 株式会社ちょっとグループ代表取締役社長

1ヶ月で大学を辞めてコレだ!との決意で美容師の道を志す。23歳でスタイリストデビューし、熊本市内の有名サロンで店長をしながらJPA日本パーマ協会のコンテストに挑み、最優秀賞を受賞。美容師を続けていたがあまりの収入の少なさに不満を感じ、副業として夜の弁当工場でアルバイトを始める。睡眠時間3時間の生活を1年半続けるが、体調を壊して転職を決意。当時小さかった子供の成長と将来への漠然とした不安を払拭したく、業界最大手カット専門店に入社し、3年間店長として業績不振店舗を任され、6ヶ月連続昨年対比110%売上アップのV字回復を成し遂げる。
その後カット専門店のノウハウを生かし、筑紫野市JR二日市駅前でカット専門店を1人で開業し3年間無休で営業する。現在は、カット部門は私、カラー部門はスタッフに任せ2名で高生遺産の安定した経営で営業中。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

プロフィール


株式会社ちょっとグループ代表取締役社長 穴井保彦
建築士を目指して、工業大学へ入学するが、一ヶ月後にコレだ!との思いで美容師としての道を歩むスタイリストデビュー後、店長職を各店舗で経験する。しかし妻、子供のいる環境では給料が足りなく深夜の弁当工場でアルバイト、睡眠時間3時間の生活が1年半続くが体調を壊し美容師を諦めるが、大手カット専門店に入り3年後にカット専門店を1人開業する。現在は、店内にカラー専門店を立ち上げスタッフ5名と営業している。

PAGE TOP