美容室の浮気OK!?出戻りOK!?

お客さんは、美容室を選び担当のスタイリストが決まると、
美容室を変えない限り、ほぼほぼ担当者も変わりません。

違う所でカットして戻ってみようものなら、
「一回浮気しちゃった…」なんて表現をよく聞きますよね(笑)

日本人の気質なのか、
どうしても行きつけの美容室や担当者を変えると
何となく悪い気がしてしまう方も多いのでは無いでしょうか?


では、どうしてそのように感じやすいのかといった事を
私の視点から解説してみたいと思います。

なぜ浮気はダメなのか!?

そもそもお客さんは美容室と…
もしくは担当者と…
何かしらの制約を交わした訳ではないのだから、
お客さんがどの店に行ってカットしようが自由なはずです。

美容師はお店の売上や個人売上を上げていきたいです。
その為お客さんに精一杯尽くしてしまうので、
感情移入してしまう事も多いようです。

となると、お客さんとの距離感が親密になりやすく、
お客さんが他所に行くと異常に辛く感じる傾向にあります。

お客さん側もとても良くしてもらっているとの事で、
何となく申し訳ない気持ちになってしまい戻って来た時に
「浮気してました…」て事になるのでしょう。

勿論こういった感情を持つのは個人差があるのでしょうが、
初めに言ったように、
「お店や美容師の立場とお客さんの立場」は
「サービスをする側と受ける側」と違いますので、
「お客さんは自由にお店を選べて」「お店側は選んで頂く」といった立ち位置になるようですね。

店の戦略による違い

オシャレ美容室

私の経験では…
オシャレ美容室で勤めていた頃はお客さんを逃さないように、
お客を頑張って囲っていた気がします。

当時は逃したくないお客さんと個人的に連絡先を交換したりして、
ヘアスタイルの提案やメンテナンスは勿論の事
プライベートな相談に乗ったりと…
なるべくお客さんと美容師の関係を深く心がけて、
「生涯顧客」といった言葉があるように
一生涯お客さんを担当していく事を理想としてお客さんと向き合っていました。

そうやってお客さんとの密な関係を築くように努めていましたね~。

オシャレ美容室では、どうしてもお客さんとの関係が密になり、
その間、違う美容室で切ったりしちゃうと担当の美容師さんに何だか悪い気になってしまうのでしょうね~

カット専門店

今のカット専門店でのお客さんとの関係は、
どちらかと言うと、かなりドライです。

1人のお客さんに10分前後しか接さないて事もあり
そこまで親密な関係までいきません。

通常の世間話はしますが、個人的な身の上相談までは、よっぽどの常連さんや気さくなお客さんでない限りこちらからは質問しません。

今では、その方がお客さんとの距離感が丁度良く保てて、
私にとっては余計な気を使わないので楽に仕事が出来ています。

カット専門店では、お客さんの浮気や出戻りは良くあります。
ですので、久しぶりに出戻りのお客さんが再来すると
「あ~久しぶりだな~」何て心で思いつつもあえて突っ込まず
そっとしている事も多々あるものです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

やはりお客さんの心理として関係性が密になればなるほど、
違うお店で髪を切る事は、
美容室や美容師に対して浮気をした…
と言った心理になりやすく
ドライな関係だと美容室や美容師の浮気、出戻り…
と言った心理はにはなりにくいようです。


どちらにしてもお客さんには選ぶ権利が有りますので、
自由に利用して頂きたいものですね~

アナイ ヤスヒコ『時短ヘアカットコンサルタント』 穴井 保彦

投稿者の過去記事

1975年5月23日生まれ 福岡県大野城市出身 株式会社ちょっとグループ代表取締役社長

1ヶ月で大学を辞めてコレだ!との決意で美容師の道を志す。23歳でスタイリストデビューし、熊本市内の有名サロンで店長をしながらJPA日本パーマ協会のコンテストに挑み、最優秀賞を受賞。美容師を続けていたがあまりの収入の少なさに不満を感じ、副業として夜の弁当工場でアルバイトを始める。睡眠時間3時間の生活を1年半続けるが、体調を壊して転職を決意。当時小さかった子供の成長と将来への漠然とした不安を払拭したく、業界最大手カット専門店に入社し、3年間店長として業績不振店舗を任され、6ヶ月連続昨年対比110%売上アップのV字回復を成し遂げる。
その後カット専門店のノウハウを生かし、筑紫野市JR二日市駅前でカット専門店を1人で開業し3年間無休で営業する。現在は、カット部門は私、カラー部門はスタッフに任せ2名で高生遺産の安定した経営で営業中。

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プロフィール


株式会社ちょっとグループ代表取締役社長 穴井保彦
建築士を目指して、工業大学へ入学するが、一ヶ月後にコレだ!との思いで美容師としての道を歩むスタイリストデビュー後、店長職を各店舗で経験する。しかし妻、子供のいる環境では給料が足りなく深夜の弁当工場でアルバイト、睡眠時間3時間の生活が1年半続くが体調を壊し美容師を諦めるが、大手カット専門店に入り3年後にカット専門店を1人開業する。現在は、店内にカラー専門店を立ち上げスタッフ5名と営業している。

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