1000円カット専門店を経営する上での注意点

1000円カット専門店と言えば、もう珍しく無いモノになりましたよね~
今の不景気でも、
いや不景気だから強いと言っても良いかもしれません。

そんな1000円カット専門店を経営していく上での注意点を
実際に1000円カット専門店を経営している私から記して参ります。

立地を決める時は、利益ベースから逆算して考える!

まず、いくら利益を出したいのか?
この答えで立地、規模が決まります!


商業施設内、駅前、駅中、坪数、駐車場有無、家賃など…

ただ単に駅前にこだわるのではなく、
家賃にこだわるのではなく、

総合的に考えてこの立地と家賃ならこれぐらい客数が見込めて、
これぐらい売上が出て、
経費を引いてこれぐらい手元に残せる!

と考えて立地を判断しましょう!

消して、何か良さげ~と雰囲気のみで判断しないように!

回転効率を上げる為に無駄を無くす!

1000円カット専門店では、
余分なサービス省いている分スピードに対するこだわりを持たなければなりません!
単価は1000円と決まっているのでその分回転を上げなければ採算が合わなくなるからです。

お客さんが来店からお帰りになるまで、
一環した時短に取り組む必要があります。

その為に…
・前払い制
・順番が来たらセルフで手荷物を直す
・カット前の準備
・カウンセリング
・カット
・頭に残った毛くずの処理
・次お客さんを通す為の掃除

その1つ1つを徹底してムダを無くすのです!

「同じクォリティーなら10秒早いパターンで行う!」
そんな気持ちで取り組みます。

はたして1日平均で何人のお客さんをこなす必要があるのでしょうか?

1人経営として、
通常の美容室は1日平均10名前後こなせば経営はやっていけるでしょう。

1000円カット専門店の場合、
1日40人以上こなす必要と思われます。

ですが、コレはあくまでも大手1000円カット専門店の考え方です。

大手はスタッフ3名体制で考えるので、
予算を高く設定されていて
最低平均客数もぐぐっと上がるのです。

1000円カット専門店を1人経営で始めた頃の私は、
1日平均20名いけばまずまずで、利益も残せるのです。

後はソコから伸ばして行くためのアイデア・工夫・思考錯誤

この数字は店舗の大きさ、立地、による家賃等の固定経費に関係しますので一概には言えませんが…

1000円カット専門店を経営する上での注意点のまとめ

1000円カット専門店の場合、
1時間に3~4人程度カットスピードでは遅すぎます。

やはり最低でも1時間6名をこなせるカットスピードが無いと厳しいでしょう。

勿論、大手やチェーン店と比べると1日平均30名~40名の集客を継続する事は簡単ではないでしょう。
だから、スピードと技術と仕組みがとても重要になるのです。

後は、大手やチェーン店の成功ノウハウを取り入れ、
尚且つ個人店の強みを生かしていくのです。


1000円カット専門店の競合が増えてきた中で、一定の客数を確保しながら経営していく為に、
立地は勿論のこと、スピード、技術、仕組み化などの総合的に取り組んで勝負する必要があります。

アナイ ヤスヒコ『時短ヘアカットコンサルタント』 穴井 保彦

投稿者の過去記事

1975年5月23日生まれ 福岡県大野城市出身 株式会社ちょっとグループ代表取締役社長

1ヶ月で大学を辞めてコレだ!との決意で美容師の道を志す。23歳でスタイリストデビューし、熊本市内の有名サロンで店長をしながらJPA日本パーマ協会のコンテストに挑み、最優秀賞を受賞。美容師を続けていたがあまりの収入の少なさに不満を感じ、副業として夜の弁当工場でアルバイトを始める。睡眠時間3時間の生活を1年半続けるが、体調を壊して転職を決意。当時小さかった子供の成長と将来への漠然とした不安を払拭したく、業界最大手カット専門店に入社し、3年間店長として業績不振店舗を任され、6ヶ月連続昨年対比110%売上アップのV字回復を成し遂げる。
その後カット専門店のノウハウを生かし、筑紫野市JR二日市駅前でカット専門店を1人で開業し3年間無休で営業する。現在は、カット部門は私、カラー部門はスタッフに任せ2名で高生遺産の安定した経営で営業中。

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プロフィール


株式会社ちょっとグループ代表取締役社長 穴井保彦
建築士を目指して、工業大学へ入学するが、一ヶ月後にコレだ!との思いで美容師としての道を歩むスタイリストデビュー後、店長職を各店舗で経験する。しかし妻、子供のいる環境では給料が足りなく深夜の弁当工場でアルバイト、睡眠時間3時間の生活が1年半続くが体調を壊し美容師を諦めるが、大手カット専門店に入り3年後にカット専門店を1人開業する。現在は、店内にカラー専門店を立ち上げスタッフ5名と営業している。

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