1000円カットで失敗を無くすには、美容師のカウンセリング力が必ず必要だ!

1000円カットに限った事ではなく、

通常の美容室やネイルサロンのように
何かしらお客さんに施術をするところであれば、

事前にカウンセリングをしますよね~

その、カウンセリングも

失敗を避けるためには、
重要なポイントがあるのです!

技術面でもそうなのですが、

そのポイントを気をつければ
仕上がりのイメージを共有するのに

抜けや漏れがなく
『時短カウンセリング』が可能になります。



1000円カットで失敗させないための
カウンセリング力をつけるために、

次のようなことを意識してやってみてはいかがでしょうか?

1000円カットで失敗するありがちな表現

まず、カウンセリングで注意したいのは、

お客さんが言ってくることと、
美容師が言うことの
言葉のニュアンスが異なることです。


基本、お客さんからは
曖昧な言葉で表現してくることが多いです。

「サッパリ」とか「スッキリ」や、

「とにかくいい感じに!」

なんて言われることもあります(笑)

その中でも気をつけたいのが、
”刈り上げ”
というワードです!


お客さんが…
「後ろ刈り上げて~!」
といってきたらどうしますか?

「はい、わかりました!」
と言ってバリカンでガァーてやったら、

「えーっ刈り上げってバリカンでやるの!?」
となるケースもなきにしもあらずです。


なのでこの場合は、

お客さん…「後ろ刈り上げて~!」

美容師…「ハサミで刈り上げますか?」
    それとも、
    「バリカンで刈り上げますか?」

と聞きましょう。

その後お客さんが、

バリカンを使うのか…
ハサミで切るのか…

を決められます。

そうすると、
お客さんも美容師も確認が取れて

先ほどのような失敗は起きにくいですよね!

「バリカン」=「刈り上げ」

お客さんとの認識の違いを気をつけましょう。

1000円カットで失敗を無くすには、二者択一の質問で!

1000円カットのでのカウンセリングは、
美容室のカウンセリングとは違って
美容師側からのスタイル提案はしません。

どちらかというと、
お客さんが考えているスタイルのイメージを

具体的になるように
引き出していく作業
になります。


なので、
「Aにしますか?」

「Bにしますか?」

と言う質問をお客さんに投げかけて、

スタイルイメージを
具体的に共有していきます。


よって、お互いが仕上がりイメージを持てるので

早くて、

失敗が少ない

時短カウンセリング
となるのです。

お客さんが迷ったら提案する。

先ほど、
1000円カットでは、提案しない
と言いましたが…

場合によっては、簡単な提案はします。

1000円カットのカウンセリングでは、
基本的に、お客さんが持つイメージを
引き出していくのですが

お客さん自身も、
どうすればいいのか迷っている…

そんなパターンもありますよね!


そんな時ず~っと、
お客さんが決めるのを待っていたら
時間が過ぎていくばかりです。

そこで、
はじめて美容師が提案するのです。

例えば…
「では、◯◯しましょうか?」

「一度あご下の位置で切ってから決めましょうか?」

「長めのバリカンで一度試して見ましょうか?」

このように、
具体的な提案をする事で

お客さんの迷いも
無くなる場合もあります。


但し、
「一度あご下の位置で切ってから決めましょうか?」

のように、長めの設定で提案してください。

長めの設定だと、
「もう少し短くして!」

と言った対応もでき、


逆に短めの設定から入ると
「わっ短すぎ~!」

と、なりがちなので注意が必要ですね!

1000円カットで失敗を無くす為に3回のカウンセリングをする。

カウンセリングを
①カット前/②カット中/③カット終了後、
と、3回に分けて行います。

①カット前のカウンセリングは…

上記で述べたように、
カットする前に
ヘアスタイルのイメージを共有します。


②カット中のカウンセリングは…

細かいもみあげの形や長さなど
細部を確認、または再確認しながら
同時進行で行っていくのです。

これってとても大切なことなんです。


再確認することでお客さんは、

「やっぱり◯◯の長さまで切ってもらいたい!」

とかって変わることもあります。

この再確認で、
客さんの安心にもつながります。

なので、この再確認の作業は
実際にハサミを入れる直前に
やっていきましょう。


そして、
③カット終了後のカウンセリングは…

切り終わった後に、

「前髪の長さはどうですか?」

「髪の量の感じはどうですか?」

と聞いてみたり、


バックミラーを見せながら

「後も6ミリでバリカン入れてますねぇ」

と、やったことをもう一度お客さんに伝える。


これをやることで、

そっか~、同じように切ってもらうには、
6ミリって言えばいいんだな…!

と、カンの良いお客さんは
次からそう言って指定してもらえるのです。

そうなると、

次回のカウンセリングも楽になり、
時短に繋がります。

まとめ

いかがでしたか?

1000円カットで失敗を無くすには、
美容師のカウンセリング力が必要だ!


でしたが、

私が通常の美容室で勤めていた時に、
よくやっていたカウンセリングは、
本当に時間がかかっていました。

しかもお互い(私もお客さんも)
イメージがわかっているようで、
分かっていない

ふ~んわりとしたまま、
カットの施術に入っていたので…

カウンセリングにも時間がかかって
カットも迷いながら切っていくから

無駄な時間が多かったのです。

しかも、仕上がりは良かったり悪かったりの
はっきりしないものになりがちでした。

しかし、
ちょっとしたポイントを意識すれば
カウンセリング力も向上し


お客さんも美容師もスタイルイメージが
はっきり共有でき、時短できるのです。

カットの仕上がりも、
ポイントをついてるから
クレームも少ないなっていきます。



このようにカウンセリング力が向上すれば
すべてがスムーズに進められます。

そして何より
仕事が楽で気持ちにも余裕がでてきます。

どうぞこのポイントを活用して、

1000円カットで失敗を無くすカウンセリング力

身につけて下さい。

アナイ ヤスヒコ『時短ヘアカットコンサルタント』 穴井 保彦

投稿者の過去記事

1975年5月23日生まれ 福岡県大野城市出身 株式会社ちょっとグループ代表取締役社長

1ヶ月で大学を辞めてコレだ!との決意で美容師の道を志す。23歳でスタイリストデビューし、熊本市内の有名サロンで店長をしながらJPA日本パーマ協会のコンテストに挑み、最優秀賞を受賞。美容師を続けていたがあまりの収入の少なさに不満を感じ、副業として夜の弁当工場でアルバイトを始める。睡眠時間3時間の生活を1年半続けるが、体調を壊して転職を決意。当時小さかった子供の成長と将来への漠然とした不安を払拭したく、業界最大手カット専門店に入社し、3年間店長として業績不振店舗を任され、6ヶ月連続昨年対比110%売上アップのV字回復を成し遂げる。
その後カット専門店のノウハウを生かし、筑紫野市JR二日市駅前でカット専門店を1人で開業し3年間無休で営業する。現在は、カット部門は私、カラー部門はスタッフに任せ2名で高生遺産の安定した経営で営業中。

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プロフィール


株式会社ちょっとグループ代表取締役社長 穴井保彦
建築士を目指して、工業大学へ入学するが、一ヶ月後にコレだ!との思いで美容師としての道を歩むスタイリストデビュー後、店長職を各店舗で経験する。しかし妻、子供のいる環境では給料が足りなく深夜の弁当工場でアルバイト、睡眠時間3時間の生活が1年半続くが体調を壊し美容師を諦めるが、大手カット専門店に入り3年後にカット専門店を1人開業する。現在は、店内にカラー専門店を立ち上げスタッフ5名と営業している。

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