美容師のハサミとクシの持ち方には、
よく知られている一般的な持ち方と
実は、あまりメジャーではない持ち方があり
私はその持ち方の優れた点が
私の「カット専門店」という
仕事のスタイルにぴったりなので
その、特徴的なハサミとクシの持ち方を紹介します。
これからハサミを握る美容師も
そうでない方も
良かったら、参考にしてください。
目次
なぜこのハサミとクシの持ち方になったのか?
そもそも
私がカットを教わったのは、
熊本の美容室に勤めていた頃でした。
当時の私のカットの師匠であるA氏は、
東京の有名美容室『imaii』
で修行してこられた方なのですが、
その『imaii』のハサミの持ち方を
A氏から受け継ぎ、今に至るわけです。
初めは、
すごく持ちにくかった…のですが
慣れてしまった今では、
この持ち方以外考えられませんね~
美容師のハサミとクシの持ち方、なぜこれが良いのか?
この持ち方の良いところをまとめました。
・一般的な持ち方だと…
カットする時に
クシを左手に持ちかえるのですが
この持ち方は、
もちかえ無いままカットするので
時短になります。
・ハサミが大きいので…
ハサミの開閉が
極端に少なくてすみます。
1人のお客さんを
100回の開閉で
切り終えるとすると、
このハサミの持ち方だと
80回で切りあがる感じです。
これも時短につながり
毎日の積み重なってくると
この20回の差は大きいです。
・手に負担が少ないから…
一般的な持ち方に対して
この持ち方は、
親指の付け根を頻繁に使わずに
手全体ではさみを開閉する感じなので
疲れにくい!
よって、
美容師の大切な手を痛めにくいです。
美容師のハサミとクシの持ち方解説!
では、実際にここから、2つのパターンに分けて解説します。
①クシでシェープして、髪を指で挟んで切る時の持ち方
一般的な持ち方は、

右手の薬指の第2関節だけに
ハサミの指穴を通して
クシは
右手親指
人差し指
中指
の3本で持ちますよね
私がお勧めする持ち方は、

ハサミの指穴に
薬指と親指を
根元まで突っ込み
その状態で、
クシは
右手薬指と
小指
中指
人差し指
の間に挟んで
最後に親指を添えて持ちます。
②すくい切り(クシで髪をすくって出た髪を切る)の時の持ち方
右手のハサミの持ち方は、

一般的な持ち方と同じで、
右手薬指第2関節まで指穴に入れて
親指の先をハサミの指穴に引っ掛けて
開閉します。
私がお勧めする
左手のクシの持ち方 は、
左手のクシで髪をすくって
直接切っていくので
カットラインに影響します。
ブレて不安定にならないように
クシの端が
左手の中指と
薬指の間の下
にあてがって、

中指
薬指
小指は
グーをして

親指と
人差し指で
上からクシを挟みます。
(人差し指がクシの先で親指がクシのミネ側)

手首を使わずに、
指先だけでクシを
クリッ
クリッ
と動かせる状態がベストです。
“美容師のハサミとクシの持ち方は、これがオススメ” まとめ
私がオススメする
この持ち方は…
大き目の指穴で
ハサミの柄が長い

http://www.sgk-sanwa.co.jp/itemview/template2_1_1408.html
ビッグシザーが向いています。
小さなハサミで
ちょこ
ちょこ
カットせず
ハサミの刃元から
刃先まで使って
バス
バス
と切って行くので
どちらかというと
シルエットがしっかりした
仕上がりが特徴と言えそうです。
自分が
どのようの仕事をするかで
持ち方を選べるといいですね!
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